こんちわ、クロです🐈
2ヶ月ほど前に実生の恩塚鸞鳳玉をオークションで落としました。
直径2.5cmほどの小さな株が5株、到着を楽しみにして日々を過ごしていたわけですが…
いざ、やってきてみると、真ん中の株がやけにグラグラします。
他の子はシッカリ根を張っている印象なのに、この子だけヤケに緩いので、いっそ抜いてみました…
完全に根が死んでいます、根腐れは株の中まで進行しており、胴切して紫色なった浸食部を切りとりました。
胴切の方法は、まずカッターナイフを軽く火で炙り、冷ましてから消毒液を塗ります。
株の断面が痛まないように、なるべく切断面が水平になるようにカット。
その後、ベンレートを塗って、風通しの良い日陰で10日ほどしっかり乾燥させます。
乾燥させてはじめて気づいたことですが、株って縮むんです。
当たり前のことを言っているようですが、これがけっこう大事で、水分ってのは株の表面から失われていく。
つまり、切断面の中心部は陥没します。
今回は実験的に陥没したまま発根処理をしてみますが、本来なら切断面の淵分部に一周ナイフを入れておくべきだと思います。
そうすれば、水分が失われて外皮が寄ってきてもある程度は平面を保てるはずです…
この処置をしていなかったために、2ヶ月経過した現在では、外皮がドンドン寄せてきて、かなり根が張りづらい状況になっています。
最初のほうは全然根が出てきませんでした、その後、水をあげる量を増やしてみたり、雨ざらしにしてみたりと色々やってみましたが、1ヶ月半発根せず。
思い切って、腰水管理をしてみるとやっと芽生えてくれました。
今後は寄せてきた外皮が、株にどのような影響を与えるのかを検証しながら育ててみたいと思います。
もう、他の株たちは2まわり大きくなっているので、この子にも頑張ってもらいたいですねー