こんちわ、クロです🐈
最近、多肉植物にハマってしまい、その世界にどっぷり浸かっていきたいということで、ブログを作ってしまいました…(笑)
多肉植物との出会いは「確定申告」。
ん??なんかいきなり話飛んだなと思われそうですが、いいえ、飛んでいないのです!!
僕は自営の運送業者、勿論、2月末頃になると確定申告をしなければいけません。
その確定申告会場なんですが、毎年、パルコの最上階で行われることがほぼ決まっています。
僕も例のごとく確定申告でパルコに行くわけですが、その日は運が悪かった…
予約をしたんですが、当日は人が多すぎて、3時間待ちになってしまったんです💦
「とりあえず、時間潰すか…」
僕はパルコ散策を始めました。
上から下へ、各フロアをテキトーに見て回ります。
平日のパルコは、すげー活気がなく、店員すらやる気ない、店長と女性アルバイトの探り合いが聞こえてくるくらいなんですから(笑)
ただ、僕はそこで出会ってしまったのです…
よーわからんけど、いっぱい草が展示してある異空間に…
なんかすげー草いっぱい置いてある。
でも、洗礼されすぎていて、何だか近寄りがたい…
だが、しかーし、、、 気になる!!
僕は突入を試みます。
しかしながら、突入の瞬間、右足を踏み入れた瞬間にどこから響き渡る一声…
いらっしゃいませー♪♪
僕の右足は90℃角度を変え、左足は後ずさる…
そう、ここはパルコだ、洋服屋で店員が声をかけてくるアレに違いない…
似合ってないのに、似合ってる説得され、買い物バック片手にお見送りされるやつだ。
僕は躊躇する。
でも、あの草たち僕のことめっちゃ見とる気がする。
ただでさえ閑古鳥が鳴いている状態だ、店員にも期待されとる気がする。
僕はサービス精神全開で、ATフィールドをブチ破った…(笑)
とりあえず、とりあえずだ。
何だかんだ見ているフリをして、ごく自然にフェードアウトしよう。
左回り、全ての植物を一目見て、流れるように、まるで川のせせらぎのように、小鳥のさえずりが聞こえ、自然に消えていくような感じで、無かったことにしよう。
僕は動線をしっかりと確認した。
だが、店員はそれをお見通しである。
奴もここでの接客経験は長い、相手の方が地の利があるわけだ。
この店舗は蜘蛛の巣のようなもの。
エサがかかるまでは奥で待機、足を踏み入れた瞬間に、背後を取る完璧なポジションワークだ…
強者の前では、弱者は言いなりになるしかない。
僕は大人しく話を聞くことにした。
「植物お好きなんですか?」
襟足長め、片耳ピアスの兄ちゃんが、ありきたりワードをチョイスしてきた。
予想外の攻めに、僕は少し困惑する。
なんか眉間にシワめっちゃ寄っとるし、中腰半身、スポーツで言うと超理想的な待機態勢で話かけてきたのだ。
「んー、家にあるのは造花なんですけど、緑があるのはやっぱり落ち着きますね」
ありきたりなワードには、ありきたりなワードを返す。
「ちょっと接客苦手なんかな…」とも感じた。
こんなぎこちない会話から始まった植物談だったが、僕は思いの外、それを楽しんでしまった。
この兄ちゃん、とても真剣に丁寧に、各植物について話してくれた。
兄ちゃんが楽しそうに話すこと、その兄ちゃんの「植物が好き」という気持ちが伝わってくること、それらが僕にはけっこう刺さって、色々と質問を繰り返してしまった。
気付いたら、2時間ぐらい、その蜘蛛の巣に掴まっていたのである。
「ここまで熱心に話してくれた訳だ、なんか買って帰らないとダサいな…」
僕は14000円ぐらいのサンスベリアを購入した。
他にもカッコイイ多肉植物はたくさんいた、でも、なぜだかこの子にそそられた。
この子をめっちゃ大事に助手席にのせて、ゆっくり帰る。
家でテレビ台の横に、飾る。
やっぱりカッコイイのだ!!
この子との出会いは、一期一会な気がする。
あの兄ちゃんとの出会いも、確定申告を待たされたことも、全てが重なって、今、この子が我が家にいるのだ。
ここに意味を感じてしまう。
仕事にも慣れて、余力も有り余る、これから多肉の沼にハマろうと思う。
片足突っ込むのではなく、肩まで浸かってどっぷりと。
多肉植物にハマってしまった話